玉田 真紀ブログ

2年生の色彩学の授業が前期ありましたが、そこで勉強したことの力だめしに、2年生の約半数の学生たちが2、3級をめざして、頑張っています。2年生は住居系の製図や衣服系の実験など専門科目も増え、朝早くから、夕方遅くまで、生活環境学科の演習や実験・実習室で、課題をやる姿がしばしば見られ、その合間をぬって、色彩の勉強をしている姿が見られます。

それぞれの目標に向けて頑張っている姿は、頼もしいかぎりです。頑張れ!

<結果報告> 

2008年冬期色彩検定の試験で、2年生は20名(2級:1名、3級:19名)が合格しました。おめでとう!


more
制作風景 制作風景

 2年生前期に『アパレル設計論』と『アパレル設計実習1』という科目を担当しました。衣服関連に興味のある学生たちが30名弱履修し、小学校以来、針は持っていないという人も含めて、基礎の縫製技術から、型紙作り、布地の扱い、そして男女ともにシャツの製作、さらにセーターや木綿の端ぎれを使って小物へのリメイクに挑戦しました。直線ミシンをこわごわ使っていた皆が、やがてはロックミシンも曲線縫いまで出来るようになり、半年で、自分の苦手と悪戦苦闘しながら、上達したと思います。

 さて、作る楽しみを味わった数名が、もっといろいろな物を作りたい!と、ついに『ドレメサークル』を発足しました。前期の授業終了後から本格的に活動を開始し、夏合宿も1泊2日で実施、各自作りたい服を今、製作中です。

 当面の目標は、10月18日(土)〜19日(日)の尚志祭。生活環境学科らしく、先に昨年度に発足した『エコサークル』と一緒に、端ぎれを無駄にしないように、服を作った残り布で、かわいいシュシュやエコバックも作っています。

  ぜひ共、当日は立ち寄って見てやってください。

  ちなみに、私顧問はほほ...
more

染織探訪2008初秋  2008年09月27日
絣板と紅餅 絣板と紅餅

山形の染織探訪(民俗服飾部会見学会にて)

 日本国内で、板締めという方法によって絣糸を作っているのは、山形県の白鷹町の小松織物さんただ一軒しか、もうない。数年前に、中野絣(これは白絣といって、夏目漱石の文学なんかに、男子学生の夏の着物の柄として出てきたりする。昭和初期くらいまで、大流行したものだ。)の地を訪れ、絣糸や絣文様帳を見せていただいた時に、この板締め絣の板や道具類が残っていて、「もうこの技術はここにはない。でも唯一、白鷹で今もしていますねえ。」というお話を聞いてから、「ぜひいつか訪ねたい・・・」と恋こがれたところだった。そこへうかがうことが、やっと先日、実現した。

 小松さんご夫妻とご長男で、地元の養蚕によってできた生糸を使って、座繰り(生糸を繭から引き出す作業)、撚り掛け、板締めによる絣糸作り、また紅花染め、織り、最後に着物に仕立てることまで、すべてなさってる。絹の糸は繊細で、宝石のような輝きと、見えないほどの細さだ。織機に経糸(タテイト)を並べるときは千本以上になる。すべての作業、息がつまりそうなくらいの根気と繊細さだ。

 小松さんのお話は奥が深いもの...
more

染織探訪2008夏  2008年09月27日
アイヌのアットゥシ織 アイヌのアットゥシ織

北海道の染織探訪記(服飾文化学会セミナーにて)

 北海道は大学生の頃から度々訪ねたが、この夏の出会いはまた、感激だった。8月初旬、北海道のアイヌの染織と、伊達市の開拓期当時、武士たちが用いた衣類や寝具などを見てきた。

 伊達市は、この名でわかる通り、仙台の伊達藩(亘理)が開拓のため渡った地だ。仙台市博物館にも武家の絹の夜着(着物型の布団のこと。分厚い真綿つまり絹の綿が入っている。)が残っているが、この伊達市にも見事な伊達藩(亘理)の夜着が残っていて驚きだった。

 伊達市は、洞爺湖のすぐ近くなので、サミットでこの夏は話題となったところだ。環境への取組が先端的なことでも知られてる。旅先としては、市をあげて歓迎してくださりおすすめだ。アイヌ染織も伊達市という土地も、どちらも、生活環境学科のテーマである環境の話題と関係が深いので、本学科の学生にも薦めたい。

 アイヌ文化と東北の結びつきは深い。詳しくはたくさん文献があるので、それを読んでいただくことにしたいが、少し紹介しよう。本州から北前船で、江戸中期から明治時代に大量に木綿布が交易により、北海道に渡っていった。それま...
more

 Page 1/ 1
トップ